テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。傑作選その6

またお会いしましたね。コーチの門井です。

本日2度目のブログ…って言っても傑作選です。通常ブログの「その84」も見てくださいね!
本日の門井は余力があるので頑張っちゃいます。

今回私が紹介する小話は
2021年1月21日「その26」
再紹介する本は「その8」
住野よる「君の膵臓を食べたい」です。

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他のスタッフのブログを読んでいると、行間を広めに使っていたり、写真や絵文字なんかも随所に使われていたりするのですごく見やすいなぁ、と感じることがあります。私のブログは大抵ひたすら文字がぎっしり詰め込まれているので、普段あまり長時間物を読む習慣のない方にとっては苦痛かもしれません。というか、このブログを読み切って何も苦じゃないという方は立派な「活字の虫」かもしれませんね。そんな感想を抱きながらも、本日のブログはいつもより更にロングバージョンです。大体普段の二倍です。(自分でもなぜこんなことになってしまったか分かりません)どうぞご容赦ください。

ずいぶんと前から「健康」がブームなこの日本ですが、コロナが流行し始めてからはますます拍車がかかっていますね。健康になる為に何を食べたら良いだの悪いだの、どの運動がエクササイズがああだこうだ、睡眠時間がわっしょいわっしょいで、必要以上に情報過多な昨今です。何をどうすれば良いのか、判断に困っている方も少なくないのではないでしょうか?どうにも結果ばかりを早いうちから求めがちで、巷に溢れる情報も所謂「方法論」がほとんどな気がしています。私個人的には、まず自分自身が今どれだけ健康であるかを正しく知ることが第一歩かな、と考えています。

WHO(世界保健機関)は、「健康とは単に疾病や虚弱でないだけではなく、肉体的、精神的、社会的に良好な状態であること」と定めています。まあこれを全て満たすのは、かなり難しいですが、私は「精神的に良好な状態」という部分がとても重要だと思っています。今の時代、無趣味という方も多いですが、週に1回でもストレス発散できる趣味があるということは大きいです。一生懸命頑張れば運動量も出しやすいテニスは、家庭と職場以外のコミュニティを形成するきっかけにもなります。だからノアにいると不思議と実際よりもお若く見える方が多いです。

皆様とお会いしたばかりの時はよく「何歳に見える?」と聞かれて困ったりしていました。本当に見たまま伝えると、実際はもっと年齢が高いことが多かったです。それをふまえて思ったより高めに答えてみて、全然お若くて失礼になってしまったこともあります。そんなこんなで、私の年齢センサーはもう狂いに狂っています。皆様、くれぐれも私に「何歳に見える?」という質問はしないようにお願い致します。

かくいう私ですが、年齢は実際より高く見られることが多いです。一度、小学2年生の子に「50歳」と言われた時は流石にダメージが大きかった(言われたとき21歳でした…)です。総合的に見ると20代後半が多いです。実年齢より下に見られることはまずないですね。お酒を買うときもあまり年齢を確認されません。精神年齢が高いのだと思って自分をなんとか納得させています。実際に高校生の頃、精神年齢診断テストをやってみたことがあるのですが、驚くような結果が出てしまいました。

『あなたの精神年齢は「約8000歳」。仙人レベルです。激動の時代を生き抜いてきたあなたはもはや多少のことでは動じません。常人の到達できない高みから人間たちの行く末を見守っていてください。』

ちなみにラッキーアイテムは「後継者」でした。

閑話休題。

今回私が再紹介する「君の膵臓を食べたい」は住野よる先生の代表作といっても過言ではありません。
今では私の最お気に入り作家の住野先生ですが、私が住野先生にハマったきっかけは実は違う作品でした。それでもこの作品は王道に良い話!泣ける!といった感じで、最近この作品を人に勧める機会が実際に多いです。

本作は住野先生のデビュー作でありながら
数々の賞を受賞・入賞し(ここでは書ききれないほど)、同作品の映画、漫画家なども盛んに行われました。

主人公は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの本を拾います。それはクラスの元気で明るい女の子「山内桜良」のものであることが分かります。「共病文庫」とつけられた彼女の日記を読むことで主人公は「彼女の寿命が残り少ないことを家族以外で知る唯一の人物」になってしまいます。人との関わりを持たないと決めている主人公ですが、彼女の「死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことになり次第に2人は影響を与え合います。

闘病日記ではなく「共病文庫」と名付けたのは、病気になった自分の運命を恨まないと決めたため。そう言い切る彼女は、余命が1年とは思えないほどたくまくしく生きています。「死ぬ前にやりたいこと」は実は特別なことではありません。そこに込められた思いに「僕」は心を動かされます。今まで関わろうとしてこなかった他人が、実はどんな人間なのか。物語の終盤まで、主人公の名前は明かされません。それが余計、まるで自分がその言葉をかけられているかのように私に錯覚させ、物語にのめり込んでしまいました。

自信を持ってオススメできる一冊です!
ぜひ読んでみてください!

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