テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その71

こんにちは!コーチの門井です。

まだ肌寒さも残っていますが、最近少し暖かくなってきましたね。このままもうちょい気温が上がって過ごしやすくなってくれれば…。しかし門井は騙されません。ここ近年暑くなるのが早い早い。5月、早ければ4月くらいには灼熱が始まります。地球温暖化を身近に感じるようになって数年。地球の仕返しが始まっているような気がして、恐れおののく門井です。そんな門井も一切自宅で暖房器具を使わず、今回の冬を越しつつあります。だから許して地球ちゃん!

随分と前の話にはなりますが、山に登ってきました。悪友と荒地山・六甲山に登った話は以前したことがあったかと思いますが、その後に実は第2弾として七種山という山に登っていました。姫路駅からバスで一本というわりと行きやすい場所にありましたが、なかなかに険しい山でした…

バスに揺られること約50分着いた山のふもとには、牧場のような空間が広がっており、ざっと70頭くらいはいそうな牛たちが私たちを試すように眺めてきていました。吸い込まれそうなほど大きな黒目に映る門井と悪友、んもぉぉぉぉぉ〜とか言ってるはずですがなんだか「あいつらは生きて帰って来られるだろうか」みたいなことを言われてるような気がしなくもありません。さあ冒険の始まりだぁ的な。

というのも七種山は結構危険めな山でした。六甲山より標高は低いですが、難易度は高い。後で七種山について検索をかけてみたら、「七種山 死亡事故」「七種山 女性死亡」「七種山 遺体」「七種山 滑落」など不穏な響きのオンパレードでした。道なき道というかほぼ断崖絶壁みたいなところを登り続けて辿り着いた山頂の見晴らしは最高に悪い、というなんとも世知辛い山です。

「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇だ」

というチャールズ・チャップリンの言葉をふと思い出しました。

無事山のふもとに帰り着いた2人を迎えてくれたのはやっぱり牛でした。なんか行きよりちょっと数が減っているのは気になりますが、牛たちの視線も行きとは違う風に感じました。なんだか私たちを称えてくれているような、認めてくれているような…。無償に可愛く思えてきてやたら写真に収めたのは良い思い出です。

皆様!ペットを飼うなら牛がオススメです!
私は飼いませんが。

閑話休題。

本日私が紹介するのは
羽田 圭介の「Phantom」です。

この本はフロントの松本さんからオススメ、お借りした本です。
結構ハードめな内容で初心者には厳しいかもしれません。

元地下アイドルの華美は「分身」を作り出そうと画策していました。生活費を切り詰め、投資をすることで収入と同じ額の配当を生むシステムを確立する、それがここでいう「分身」です。
そんな華美を笑う恋人の直幸はとあるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでいき、その会員たちと集団生活を始めます。
恋人を取り戻すべく、「分身」を力を使おうとする華美ですが…。

対照的な2人の金銭感覚から何が正しいのか何が幸せなのかという問いもさることながら、「自分は特別である」という意識と「もしかしたら自分は特別ではないかもしれない」という気づきとの葛藤もとても興味深かったです。

是非読んでみてください!

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