またお会いしましたね、コーチの門井です。

驚きましたか？まさかの本日２つ目のブログです。
２週とばしたお詫びというわけでもないのですが、これからお見せするのは私門井の過去のブログです。

具体的にいつからかは知りませんが、過去に投稿されたブログはある一定の期間を経た後に消されるようになるそうなんです。

個人的にブログは結構時間と労力をかけて書いてるので、消されてしまうのはなんとなく寂しい…

なので過去作品の中で特に反響の大きかった小話と、私がこれまで読んできて特に気に入っている本を「傑作選」として再度ご紹介できたらと、このブログを書いています。
お楽しみいただければ幸いです。

今回私が紹介する小話は
2020年11月19日「その１８」修学旅行のお話です。
再紹介する本は
2020年7月6日「その１」
東野圭吾「容疑者Ｘの献身」です。

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11月も折り返して学生は今、修学旅行シーズンだそうです。
最近お子様のいらっしゃる方からお聞きしましたがコロナ禍ということもあり例年通りとはいかないようです。
宿泊はなく、日帰りで他県へ。昼食はバスの中でお弁当。しかも修学旅行のしおりには「黙って食べる」と書いてあるとか。
いつの時代も日本中の誰でも大切な記憶として残るであろう修学旅行。
仕方がないとはいえ今、修学旅行を経験する世代に少し同情してしまいます。

私の経験した修学旅行といえば、つい5年前の高校2年生の時の出来事です。
行先は台湾。私にとっての初海外でした。
印象はあまりよくなかったです。というか基本的にあまり食べ物が口に合わなかったです。
日本にある台湾料理は日本人用にアレンジされていることをこの時知りました。
また、水道水を飲んではいけない、という壁にもぶつかりました。
話には聞いていましたがそれがどんなに恐ろしいことなのか以前の私は気づいていなかったのです。
一番困ったのはお風呂です。
飲んではいけないとされる水を頭からかぶることに抵抗を感じました。
結果的にコンビニで買ったミネラルウォーターで頭や体を洗う事に
今までの人生の中では最高の贅沢ですが私の体は冷えていく一方でした。

ちなみに、台湾のコンビニには何やら卵を烏龍茶でゆでたものが売っていて
そいつの独特な臭いがコンビニ内に充満しています。
あと、紙幣がめっちゃ臭いです。

閑話休題。

私が再紹介する「容疑者Ｘの献身」ですが、ガリレオシリーズのうちのひとつとして知られており、映画化もされた人気作品です。第６回本格ミステリ大賞、第１３４回直木三十五賞受賞作。そして、日本人として史上２度目のエドガー賞候補ともなりました。また、「本格ミステリ・ベスト１０　2006年版」「このミステリーがすごい！2006」「2005年【週刊文春】ミステリベスト１０」のそれぞれで1位を獲得し、３冠(他2つの受賞も合わせると５冠)と称されました。中国版、韓国版でも映画化されており、舞台劇にもなっています。

…改めて調べてみるととんでもない作品でした。
これを気に入らないやつの方がおかしいまでありますね。

天才数学者でもある高校教師の石神は、隣人の靖子に密かな恋心を抱いていた。
ある日、靖子とその一人娘が前夫を誤って殺害してしまったことを知った石神は、2人を守るべく完全犯罪を企てる。

一方、刑事の草薙は大学の研究室を訪れていた。不可解な事件を解き明かすヒントをガリレオこと湯川からもらうためだ。
石神、草薙、湯川は同じ帝都大学の同期で、特に石神と湯川は気のおけない友人だった。

皮肉にも事件に何らかの形で石神が関与していることに気づいた湯川は、事件の真相に迫る。
石神が愛する人を守る為に犯した過ちとは？

物語の冒頭ですでに犯人も犯行動機も殺害の手口まで明かされている、とても珍しいタイプのミステリ小説です。
カギになってくるのが、「解けそうで解けないアリバイ」です。

きっとこの作品を読み終えた貴方の心には形の分からないわだかまりが残ることでしょう。
前夫以外誰も悪者がいない世界で、それなのに誰も幸せになれない世界で、それでも正しい選択とは一体なんなのか？

毎回とはいきませんが、時々傑作選の方も合わせて投稿しますのでしばしお付き合いをお願いいたします。