テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その50

こんにちは!コーチの門井です。

いつもは木曜日担当ですが、今週は土曜日ブログです。
50ですよ!ここまで来ました!
変わらず感想を下さる方もいつもありがとうございます。これからブログを読んで下さる方は「スクール生」ではなく『読者』と呼んでいこうと思います。

最近また強い雨が降る日が多くなってきましたね。
いつもノアまで自転車で通っている門井ですが、基本的に天気予報はチェックしていません。
未来に備えて行動をするのではなく、起きた現実を受け入れるタイプです。
私の人生を変えてくれたんじゃないかと結構本気で考えるレベルの恩師がいるのですが、その方の好きな言葉が「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」でした。

これはドイツ統一の第一人者であるオットー・フォン・ビスマルクの言葉だといいます。
歴史から学ぶとはとどのつまり、失敗を犯す前に他人の経験や過去の事実から学び対策を立てなさい、ということです。
先日、お休みの日に自転車で近くのスーパーに買い物へ行ったら帰りには、土砂降りになっていたことがありました。
恩師の「歴史から学べ」がフラッシュバックしました。

読者の皆様は最近お休みの日はどう過ごされていますでしょうか?

コロナがニュースを中心にメディアで取り沙汰されるようになってから、あと3ヶ月で丸2年経過することになります。
今から2年前は漠然と「来年くらいには収まるかぁ」とか考えていましたが、現実って厳しいですね。
2年前のニュースでも、季節が変わったら感染力が弱まるとか、ワクチンが普及したらウイルスも消滅するとか、そんなこと全然ありませんでした。

自粛自粛と叫ばれて、今だって緊急事態宣言の最中なわけでございますが、もう緊急事態感が多くの日本人の意識から抜け落ちてきているような気がしてなりません。
かくいう門井ですが、休日はほとんどを家で過ごしています。
24時間あるうちの平均23時間50分くらい家の中で過ごしています。
嘘だと思う方は門井の肌を見てください。
ちょっと前まであんなに日差しが強くて暑かったというのに、1ミリも日焼けしていないんです。
そろそろ日焼け止めのCM出演のオファーが来てもおかしくないレベルの白さです。

コロナ禍の今でこそ100点満点の過ごし方ですが、コロナ禍がなかったら0点の過ごし方をしている気がする門井です。
ノア以外の場所で運動することもなければ、誰かとコミュニケーションを取ることもない…。
なんだか書いてて悲しくなってきましたが、門井はいたって元気です。

…記念すべき「その50」がこんなんでいいのかしら?

閑話休題。

本日私が紹介するのは
寺山 修司の「ポケットに名言を」です。

寺山氏は詩人ですが、この作品は寺山氏の言葉ではなく、「寺山氏が触れてきた言葉で特に心に残ったもの」をたくさん紹介しています。

本を書く人間は星の数ほどいて、様々な価値観を持っています。だから良し悪しという次元ではなくて、相性というものが書き手と読み手の間で存在すると私は考えています。

この本の冒頭で寺山氏が詩人になった理由や、寺山氏の「言葉」に対する切実な思いが語られています。

私も言葉に関しては人並みならぬ強い拘りがあり、よく吟味して使う言葉を選ぶよう心がけています。

だから本の冒頭で心を奪われてしまいました。

自分と同じ思いを持った人がこの世界を生きていた。
それが何よりの事実です。
たったそれだけのことで、表面上の付き合いでは、事実上のお友達では、他愛もない会話では満たせないものが満たされるのです。

私はよくドライだとか冷たいだとか距離が遠いだとか言われることが多いんです。
でも本当は人一倍誰かと繋がっていたいと切に願っている。
生半可な絆では満足できないと分かっているから、いつも一歩を踏み出せずにいます。

繋がりを求めるこの時代において、誰しもがいつだって「小さな孤独」を抱えて生きています。
そのスキマを埋めてくれるピースを私はいつも本で探しているのです。そして時々、驚くほど心のスキマに落ち着く一冊に出会う。
この本は私にとってそういう本になりました。

正直最初の数行以外は紹介というより私の感想ですが…
皆様是非読んでみて下さい!

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