テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その43

こんにちは!コーチの門井です。

今の世の中、どこもかしこも便利すぎて有り難みを忘れてしまうという不便さが逆に生まれてしまっているのだな、と感じる今日この頃の門井です。
いきなり何を言ってるんだこいつ、なんて冷たいこと言わないで下さい。門井のブログは長いんです。焦らず気長に読み進めていきましょう。

先日レッスンを終え、自宅に帰ると電気がつきませんでした。なんてことはありません。ただ支払いを滞納した為に電気の供給がストップした、というだけのことですから。門井らしいといえば門井らしいともいえるでしょう。なんなら今までよくそうならずに済んだな、と自分を褒めたいくらいです。払え払えと催促する文書はずっと確認していたんです。今度払いに行こうと何回思ったことか…。電気のスイッチを押した私は暗闇の中で「…ついに来たか」と呟きました。

つかないものはつきません。レッスンが終わって、汗まみれなうえに髪にはワックスがついているのでお風呂に入ることにしました。スマホのライトをオンにして本物の照明(今はつきませんが)の上にのせて蛇口を捻りました。この時充電は残り60%、明日電力会社に連絡することも考えてあまり減らしたくはありません。さっさと済ませて寝てしまおう。しかし一向に水が温かくなりません。おかしいなおかしいなと思いつつ、心当たりがありました。というか、電気止められちゃったやつがガスだけはちゃんと払ってるわけないじゃないですか。まあ服を脱いで水も出してしまっているので、このまま洗っちまおうと考えるわけでございます。

門井は叫びました。「心頭滅却すれば火もまた涼し!」まあ今はどちらかといえば温もりが欲しいわけですが、要は気合いです。今が夏で良かったとしみじみ思いながら、お風呂を済ませました。ライフラインとはよく言ったもので、電気とガスがないとこんなに辛いものかと気付かされました。逆にいえば、水道だけでもなんとかなってる分、やっぱりライフライン様々です。

人間は慣れる生き物ですから、忘れるのが常。当たり前を取り上げられてようやく当たり前の大切さを、それが当たり前じゃない人々の辛さを考え始めます。さながら、地震の恐怖を体感してから被災地の人々を思い出すかのごとく。それが悪いことだとは思っていないんです。愚かな私たちはきっと、己の愚かさを知ってこそ第一歩だと。今更、漸く、この後に及んで、どの面下げて、行動を起こせる人間こそ称賛されて然るべきだと。私は切に願うのです。

やらない善よりやる偽善。

お釈迦様だかマザーだか、いつかの誰かが言ったそうです。「当たり前」の反対は『ありがとう』だと。日常に感謝を感じられていますか?身近な人に「ありがとう」と伝えられていますか?私も家族に対して伝えられていない「ありがとう」がたくさんあります。

いつか「当たり前」が止まってしまうその前に、滞納してる「ありがとう」伝えてみませんか?

なんだか良い話っぽい雰囲気にして自分の支払い滞納を煙に巻こうとしている、策士な門井でした!

皆様いつも長いブログを最後まで読んで下さって誠にありがとうございます。読んで下さる方がいる限り、精一杯書き続けていく所存でございますので、皆様どうかもうしばしお付き合い下さいませ!

閑話休題。

本日私が紹介するのは
ディーリア・オーエンズの「ザリガニの鳴くところ」です。

「この少女を、生きてください。」
この物語はカイアという、とある少女の一生を綴っています。
彼女が家族に見捨てられてしまったのは6歳の時です。
以来ずっとたったひとりでノースカロライナの湿地帯を生きてきました。

まだ生まれや身分などによる差別の根強い時代に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれていたカイアが
沼地で起こった不審死事件の加害者として疑われることになります。

そこから少女の物語は想像を超える展開へと転がっていきます。

全世界で1000万部を突破し、2019年、2020年アメリカで最も売れた作品です!
是非読んでみてください!

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