テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

〒672-8015 兵庫県姫路市八家1272 ※お電話受付時間は「地図・アクセスページ」でご確認ください。

079-246-3111

好きな本の紹介をします。その38

こんにちは!コーチの門井です。

いつもは木曜日に書いていますが、諸事情あって今週は土曜日ブログです。

昨日は散髪をしに出かけました。私生活から基本的に新しいことに対するチャレンジを避ける、人生シコラーな門井は姫路に移り住んでからはずっと同じ理容店で散髪をするようにしています。ちなみに、東京に住んでいた頃も物心つく前からずっと同じところに通っていました。

姫路の理容店になってから困ったのはそれまで使えていた「いつもの感じで」は使えない、ということです。
自分の髪に対して全く考えたことがなかったうえに、現状から大きく変化することを恐れる門井は「前髪は眉にかからない、横は耳にかからない、襟足はすっきり、だけど刈り上げはしない」という学生時代の校則を未だに律儀に守り続けているのです。

ここまで変化を望まない私の身に事件が降りかかったのが昨日です。
まずいつも通っている理容店に入り、席につくとお決まりのセリフ「今日はどうされますか?」。そこですかさずいつも通り校則の内容を伝えると「上の方はどうしますか?」と予想外の返答。上の方?そんなことを聞かれたのは初めてで、そもそも頭頂部のカットに選択肢などあるのでしょうか?

とりあえず「全体的にバランス良さげな感じで」と適度にぼかして相手のチャレンジ精神をも削ぐ高等テクニックで店員さんの攻撃をかわしましたが、あちら側もバリカンを手に取り追撃の体勢です。「いやいや、刈り上げはなしでって言いましたよね」と牽制する勇気もなく、相手の出方を伺います。

すると手に取ったバリカンと櫛で器用にサイドをカットし始めました。このお店、スタッフが多数いて、入店した際に空いている方がランダムで対応して下さるので同じ要望を伝えても仕上がりは全く同じにはなりません。記憶が正しければ初めてカットを担当していただく方でしたが、まさかのハサミを使わないスタイルです。腰に7本あるハサミは飾りでしょうか?

要望を伝えるや否や「ああ、前みたいな感じね」みたいな雰囲気を出して来ましたが、こんな流派の理容師は絶対に初対面です。この人に記憶力なら確実に勝っていることを確信していると、今度は何やら変な音が聞こえてきます。『はあはあ…はあはあ…』うん、これは絶対に吐息ですね。店員さんはマスクにフェイスガードという厳戒態勢で臨んでくれていましたが、それで飛沫は防げても空気はどこかに逃さなければいけません。下方向に逃げた生暖かい空気は、店員さんの服に跳ね返り私の首元までばっちり届いてきていました。

髪パートがようやく終わり、次は顔剃りパートです。

まず温めたタオルを顔にかけて下さるんですが、いきなり全体ではなく顔の一部に当てて「熱くないですか?」と確認して下さります。ただここでの問題は口に当てて質問してくるので私が全然喋れない、ということでしょう。頑張って喋っても「フゴフゴ」となってしまうのは簡単に想像できたので、黙って頷くだけに留めました。

顔剃りが終わり、タオルを顔全体にかけて店員さんが「シャンプーしていきますか?」と聞いてきました。顔の上のタオルに負けないようハッキリと口を動かして返答しようとすると、間髪入れずにタオルでゴシゴシ顔を拭き始めるので結局「フゴフゴ」と言うことになってしまいました。わーい予想が当たった全部想定内だもんねーと苦しい負け惜しみを心の中で叫んでいましたが、タオルの下は涙目です。店員さんは「はーい」と言っていましたが、絶対に聞き取れていないと思います。

ただの散髪だと思って油断して臨んだ今回でしたが、いろいろありました。しかし会計が終わり一番最初に頭に出てきた感想が、『良いブログのネタになるかも』だったので、門井みたいな人間がもっと増えれば世界は平和になると思い
ます。

閑話休題。

本日私が紹介するのは
五十嵐 杏南の「ヘンな科学」です。

これはイグノーベル賞という「人々を笑わせ、考えさせた」研究に与えられるという賞について取り上げた本です。
ノーベル賞が生まれてちょうど90年が経過した1991年、マーク・エイブラハムズ氏によって創設されたイグノーベル賞はこれまで30年間続いてきました。世界中のユーモアな研究にスポットが当てられるこの賞ですが、何故だか日本人が受賞することが多いそうです。

一見、何の役に立つのか分からなかったり、何故研究しようと思い立ったのかも分からないものも多数存在しますが、気軽に楽しめて科学に親しみを持てるという点において、とても素晴らしい賞だと思います。とある漫画の受け売りですが、『元気とユーモアのない社会に明るい未来はやってこない』ということです。

この本ではそんなイグノーベル賞を過去に受賞した研究40講を取り上げています。中でも特に驚いたのは、「ビッグサンダーマウンテンに乗ると尿路結石が通る」という研究です。

是非読んでみて下さい!

まだコメントはありません

コメントを残す

Reset all fields

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)