テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その22

こんにちは!コーチの門井です。

先日、今年の漢字の発表がありましたが、皆様ご存知でしょうか?
今年の漢字は「密」でした!実をいうと私これを予言していたんです…

時はさかのぼること二ヶ月前、10月22日のブログにて今年の漢字は「病」もしくは「密」になるのではないかと書いているのです!(ちなみに三位は病でした!)
なので今年の漢字が決まった時は震えました…。
世界中に予言をする人は何人かいますが、当たってもそれが当然という顔を皆さんしていてあまりはしゃいでいる姿は見た事がありません。
本当はみんな心の中でガッツポーズをしているのでしょうか?
今回、漢字を当てた件に関して、周りのスタッフやスクール会員の皆様に話してみるとあんまり驚かれません。
それどころか「私もそう思っていた」という人も多数存在していて、身の回りにこんなに予言者がいるのかと困惑しかけましたが真相は違いました。

今年の漢字は毎年一般応募から多かったものが選出されます。今年も20万人以上の応募があり、「密」を選んだ方も2万人以上いたそうなので、それを当てたところで「一般的な価値観を持っている」ということにしかならないんですね。残念。

思い返してみればこの10月22日のブログが丁度このブログのターニングポイントになっていました。
最近のブログではタイトルに「本の紹介」と謳っておきながら、本以外の部分が半分以上をしめることもしばしばありますが、最初は本当に本の紹介だけをしていました。
それが今やこうなってしまったきっかけともいえるのがこの日のブログなのです。
この日のブログのちょっとした一言がうけて本以外の部分が膨らみ始めました。

人生何が起こるか分からない、というお話でした。

閑話休題。

本日私が紹介するのは
アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」です。
いつかは読んでおかなければ、という思いでこの本を手にしました。
この本はヘミングウェイの生前最後の刊行作品にして、ピューリッツァー賞受賞作品で、またノーベル文学賞受賞のきっかけとなった作品といわれています。
おおまかなあらすじとしては、キューバのとある漁師の老人が巨大カジキと格闘するお話です。
え、それだけ?となるかもしれませんが実際短編小説ですし、そんなに長くはありません。
最初手に取った時も、こんなもんなの?と少し疑ってしまったくらいです。
しかし実際読み終えてみると真逆のことを考えてしまいました。
内容があまりにも濃いんです。小説でよくある場面を変えるための区切りが一切使われておらず、また表現がとにかく緻密で贅沢です。なので、まるでワンカット長回しの映画を見ているような、ドキュメントを見ているような、無駄すら全て味に変えてしまうような不思議な感覚があります。
私にとって今回の作品は読書というより「体験」だったように感じています。
是非体験してみてください!

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