こんにちは!コーチの門井です。
最近ブログに関していろいろお声をいただくことが増えてきて非常に嬉しいです。
私が書いている事はずっと本のことだったりしますが
皆様に楽しんでいただけるようこれからも頑張ります。
さて、11月も折り返して学生は今、修学旅行シーズンだそうです。
最近お子様のいらっしゃる方からお聞きしましたがコロナ禍ということもあり例年通りとはいかないようです。
宿泊はなく、日帰りで他県へ。昼食はバスの中でお弁当。しかも修学旅行のしおりには「黙って食べる」と書いてあるとか。
いつの時代も日本中の誰でも大切な記憶として残るであろう修学旅行。
仕方がないとはいえ今、修学旅行を経験する世代に少し同情してしまいます。
私の経験した修学旅行といえば、つい5年前の高校2年生の時の出来事です。
行先は台湾。私にとっての初海外でした。
印象はあまりよくなかったです。というか基本的にあまり食べ物が口に合わなかったです。
日本にある台湾料理は日本人用にアレンジされていることをこの時知りました。
また、水道水を飲んではいけない、という壁にもぶつかりました。
話には聞いていましたがそれがどんなに恐ろしいことなのか以前の私は気づいていなかったのです。
一番困ったのはお風呂です。
飲んではいけないとされる水を頭からかぶることに抵抗を感じました。
結果的にコンビニで買ったミネラルウォーターで頭や体を洗う事に
今までの人生の中では最高の贅沢ですが私の体は冷えていく一方でした。
ちなみに、台湾のコンビニには何やら卵を烏龍茶でゆでたものが売っていて
そいつの独特な臭いがコンビニ内に充満しています。
あと、紙幣がめっちゃ臭いです。
閑話休題。
本日私が紹介するのは
伊坂 幸太郎の「死神の精度」です。
このブログを読んでくれているらしいフロントスタッフの松本さんと先日いろいろお話ししていて
松本さんはよく伊坂幸太郎の作品をよく読まれるということでした。
私はまだ読んだことがなかったので今回初めて読みました。
非常に面白い作品だったのできっとまた他の作品にも触れると思います。
この作品の主人公は死神です。
この作品における死神はまるで公務員です。
まず、現在生きている人間の中から死ぬべき人間が選定されます。
選ぶのは主人公いわく「上司」でそれは死神の管轄ではないそうです。
死神は一週間の間、人間に扮して選ばれた人間を調査します。
死神の役割はその人間が本当に今死ぬべきかどうかを判断し上司に報告することです。
この物語は死神である主人公が様々な境遇の6人の人間を調査していきます。
人間の生死に興味がなく、人間が感じる痛みや味を感じない主人公は
あくまで「人間の外側」として客観的に人間を見ます。
死に際の人間たちが抱く想いにも注目して是非見て下さい!