テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その17

こんにちは!コーチの門井です。

先日は学生の頃からずっと通っているテニスショップへ行ってきました。
関東が多いですが、関西にも店舗展開をしているところで
専門学生時代に特にお世話になりました。
そのテニスショップで外国人らしき親子と遭遇しました。
実際に確認したわけではありませんが、
あの目鼻立ちは絶対日本の血は入っていないと門井の中の偏見が叫んでいます。
しかも小学生と思しきその少年の顔はあのチチパスにそっくりだったのです。

皆様はステファノス・チチパスを知っていますか?
年齢は私と同じ学年の22歳。世界ランク6位のギリシャの英雄です。
ミニチチパスは私が会計をしている間に試打をし始めました。
音とともに聞こえてきたのは選手さながらの掛け声です。
あの見た目であの掛け声ならさぞテニスが上手いのだろうと
興味を持って見に行くと…意外とまだまだのびしろが多めでした。
これから彼には頑張ってもらうとして
人は見た目で判断してはいけない、というお話でした。

閑話休題。

本日私が紹介するのは
渡 航の「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」です。
ライトノベルを紹介するのは初めてだったと思います。
何を隠そう、この本が私史における長い長い読書ブームを引き起こす
火付け役となったのです。

ライトノベルは中高生向けの軽めの小説として知られますが
ものによっては非常に長く続いていくものがあります。
この作品も初めて出会ったのは中学生の時でしたが
最終巻が発売されたのは今年でした。
結末を迎える前に中高生を卒業してしまうとはこれ如何に。
全体的に読みやすく以外と深くて満足感も得られる、それがライトノベルの良いところです。

この作品の主人公はいわゆる「ぼっち」です。
過去の数多のトラウマにより、独りでいることを望み誇りに持つような言動をするようになります。
彼の捻くれた性根を更生すべく、生徒指導の教師は彼を「奉仕部」に引き入れます。
奉仕部として、いろいろな生徒の抱える悩みを解決しながら自身の更生もすることになってしまいます。
私はもともと友達をつくったり、人と仲良くするのが得意ではありませんでした。
そういう時期に「独りでいること、マイノリティであることは悪いことではない」という主人公の信念は
その時の自分にすごく刺さったんだと思います。

主人公は悩みを解決するのではなく、解消させます。
「簡単に解決できることならそもそも悩んでない」という主人公は
問題を問題ではなくしてしまう、というやり方を取ります。
いわゆる日陰者だからこそ気づくその視点で、日向にいるひとが救えない人を救い出してしまいます。
正直かなり学生時代を影響された作品です。

ぜひ読んでみてください!

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