こんにちは！コーチの門井です。

11月に突入し、いよいよ年末も近づいてきて
例年ならもう忘年会のことを企画し始める頃なのではないでしょうか。
アルコール飲料が特別得意なわけではない私はあまり寂しさを感じませんが
そもそも何故人間はお酒を呑むんでしょうか。美味しさ楽しさの分からない私には不要に感じてならないんです。
そしてお酒が好きな人は他の人に飲ませようとする人も一定数います。
これまで幾度となく「こんなのほとんどジュースと変わらないから」というセリフを聞きましたが
その度に「じゃあジュースでいいじゃん」と心の中で反論しています。
皆様もご存知の通りファンタオレンジをこよなく愛する私ですが
決して誰かに強要をしたことはなく、勧めた事すらありません。
やはり人と人とが理解するのは非常に難しい、というお話でした。

ちなみにファンタオレンジのつまみには「まるごとバナナ」が一番だと確信していますが皆様はどう思いますか。

閑話休題。

今回私が紹介するのは
森　絵都の「カラフル」です。
2010年にアニメーションで映画化もした有名作品ですね！

主人公は「大きな過ちを犯して死んだ罪な魂」です。
一人称が僕であることと、
もう二度とあんな下界には戻りたくないという感情(それがなぜかはわからない)
以外は前世の記憶を一切なくしています。
主人公は前世の罪により輪廻のサイクルから外され二度と生き返れないのですが、
天使業界の抽選に当たった、という理由で再挑戦のチャンスを与えられます。
下界にいる誰かの体を借りて修行を積むことで
前世の記憶を次第に思い出し、
自分の犯した罪の大きさを自覚したところで修行は終了。
晴れて輪廻のサイクルに戻る事ができます。

主人公は自殺を図り、危篤状態になってしまった少年の体で目覚め、
その少年として生活をするようになります。
周りの人間と関わりいろいろなことを知っていく中で
主人公は信頼する人や憧れの人の汚点、自分が見下していたはずの人たちの美点が見えるようになっていきます。

何故、この少年は自殺しようとしてしまったのか。
何故、主人公が借りる体としてこの少年が選ばれたのか。
「ぼく」が犯した大きな過ちとはなんなのか。
大人から子供まで多くの方の心を動かす作品だと思います。
是非ご覧になって下さい！