こんにちは!コーチの門井です。
どんどん気温が下がってきて過ごしやすくなってきてます。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、・・・いろいろありますが要するに何をするにも快適な季節ということでしょう。
春夏秋冬朝昼晩関係なくスポーツ欲も読書欲も食欲も毎日あるこの私も秋は大好きです。
今年の春が暑かっただけに秋はしっかり涼しくなってくれてほっとしています。
閑話休題。
本日私が紹介するのは
黒澤 いづみの「人間に向いてない」です。
この作品は講談社の公募文学新人賞にあたる、メフィスト賞を受賞しました。
この作品はある日突然人が異形へと変化してしまう奇病、「異形性変異症候群」が主軸になっています。
主人公は夫と息子を持つ専業主婦です。
息子は高校から不登校になり中退。22歳の現在もひきこもり生活を続けています。
そんな中、世間で流行していた奇病に息子も罹ってしまい、ある日突然巨大な芋虫のような姿へと変異してしまいます。
言葉を話せず、感情も読めず、戸籍上は死んだことになってしまった息子。
ずっと厄介者を追い出したかったからいい機会だという夫。
この奇病は原因も治療法も確立されておらず、変異した者が元に戻ったという前例もありません。
あなたは、ある日突然愛する家族が変わり果てた姿になってしまったら、それでも愛せますか?
登場人物それぞれの立場やその関係性がリアルに描かれていて
思わずかなり感情移入してしましました。
とても面白い作品です!
ぜひ読んでみてください!