こんにちは!コーチの門井です。
皆様明けましておめでとうございます。新年早々久々のブログ投稿となってしまい申し訳ございません。ブログサボってる間にまた1歳大人になりました。今年こそは、今月こそは、今週こそは、今日こそは…。そう毎日思い続けてもう24歳になってしまいました。時が経つのは早いです。
年を取ると時間の経過が早く感じる現象をジャネーの法則というそうです。例えば50歳の方にとっての1年は自身の人生の50分の1(2%)であるが、5歳の子供にとっての1年は自身の人生の5分の1(20%)でありその体感時間には10倍もの差があるといいます。体感時間だけで考えれば、記憶がそこまで残らない1歳、2歳を含めなかったとしても人生で体感する時間の半分を20歳前後で感じ終えてしまうのだとか。
そりゃ時間の経過も早く感じるわけですし、少子高齢化社会に突入しても学園ドラマが流行るわけですね。
何歳になってもクレヨンしんちゃんで泣けるのだってそういうメカニズムなはずです。少年の心を忘れないって大事。ほらそこ!ブログ投稿も忘れるなとか野暮なこと言うのはよしなさい!こう見えて門井はちゃんと反省できる子です。この年末年始でちゃんと斜め上を見て舌を出す練習もしています。
そんなこんなで始まりました2023年の門井(昨年とあまり変わらない)を皆様どうぞよろしくお願いします。
閑話休題。
本日私が紹介するのは
湊かなえの「母性」です。
映画化され、現在も上映されている話題作ですね。
年始一作品目からあまり明るいお話ではありませんが…まあそこはご愛嬌ということで。
物語はある事件から始まります。
ある朝、市内の県立高校に通う女子生徒(17)が倒れているのを、母親が見つけ、警察に通報した。
母親は「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて信じられません」と言葉を詰まらせた。
母から無償の愛を受けて育ち、自身もそれに応えようと生きるある娘。やがて結婚し娘を授かりますが、なかなか娘としての自分を母親としての自分に切り替えることができません。そんな中、日々の幸せを無情にも奪い去る悲劇が一家を襲います。
母親になれない母親と、そんな母親に愛されたいと願う娘。物語はそれぞれの2人の視点、そして、ある「もう1人」の視点が切り替わりながら進んでいきます。
母性とは元々生まれ持つものなのか?後天的に獲得するものなのか?
母性は一体何で、いつどこで生まれるのでしょうか。
これは母と娘、そして母の物語。
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました」作者・湊かなえにそこまで言わしめた作品です。
ぜひ読んでみてください!