テニス&バドミントンスクール ノア 姫路校

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好きな本の紹介をします。その87前編

こんにちは!コーチの門井です。

ご無沙汰しております…
最近はYouTubeに力を入れているんですが、先日「YouTube頑張ってるからブログの投稿頻度落ちてるの?」と温かいお言葉をいただきました。
もうねどれくらい温かいかって温か過ぎて火傷しそうですよ。はい、ごめんなさい。

言い訳をさせてください。まあここまではいつも通りですね。
私のブログは本を紹介するというスタイルを選んでいる以上、本を読み終わらないと次のブログが書けないんです!
さあここで今回のタイトルが「前編」となっている理由についてご説明いたします。
今回紹介をしようとしていた本を実はまだ読み終えていません!
昨日ちょうど半分を越したところだったのですが、ブログは書かないといけない。なら二回に分けてみたらどうだろうか!そうやって生まれた今回の試みにございます。
「じゃあ別に本紹介しなくてもいいんじゃね?」という声があろうともフル無視します。
頑固なのが門井のいいところです♡

さて昨日はバレンタインデーでしたね。
門井でバレンタインといえば、いつかのブログで語ったエピソードを覚えてらっしゃる方もいると思います。
門井とコンビニお姉さんとのラブストリー(仮)ですね。
今年は何か進展があったのかと気になっている方もいるでしょうし、フロントの主婦メンバーからはちょいちょい聞かれる質問ではあります。
そして今年はといいますと、実はローソンに足を運んでいません。

とんだ期待外れだと、腰抜けだと、陰キャだと、私を罵ってください。私を嗤ってください。門井は骨なしチキンです。Lチキと一緒です。

いやほんと、いろいろ意識しちゃうといざ行動に移せなくなるのが門井です。
ガードの硬さは随一。保守派日本代表は伊達じゃありません。
何も起こっていなくとも想像の範疇でキャパシティを超える出来事が起こる可能性を感じると基本的にそれを回避する方向に門井は動きます。
どんな行動にって、基本その場から逃げるのみです。
しかし私のステルススキルと危機管理能力は非常に高く、この一見一辺倒な「逃げる」という選択も私にかかれば…

ここまで書いて門井は手を止めます。なんの気なしに窓の外を見つめ3秒。そして画面へ視線を戻すとそこに広がる文字の海はまぎれもなく7秒前の自分が生み出したものです。
「なに書いてんのおれ…?」
こうして暴走した文章力に中身がついてこない門井のブログはできあがります。

閑話休題。

今回私が紹介するのは
住野よる氏の「腹を割ったら血が出るだけさ」です。

出ました!門井イチ押し作家さんです!
今回は冒頭でも説明した通り半分しか読んでいないので、そこまでの情報で作品を紹介していこうと思います。
だから最後まで読んだ結果、解釈が変わっていたり逆に門井のこういう意図があるんじゃないかという憶測も多く含まれるのでそれを考慮した時点で大目に見ていただけると幸いです。

本作の主人公は糸林茜寧という女子高生です。
彼女には愛されるための言動を表現できる能力と、容姿が備わっていました。
優しい両親に友達、いじめられるわけでもなく彼氏との関係も良好。
しかし彼女は苦しみとともに生きてきました。

自分を支配する「愛されたい」という欲望。抗いたいといつも思いつつも、愛されない恐怖から逃れることができずにいつも「愛されるための自分」を選択してしまいます。
身に着けるものも、言葉使いも、表情も、すべては愛されるために行動を選択してしまう茜寧はある一冊の本に出会います。
「少女のマーチ」
きっかけはほんの些細な偶然とも呼べる出会いでした。しかしその本の主人公は茜寧と同じでした。
誰にも知られていないはずの自分をこの本だけは理解してくれている。それから「少女のマーチ」は茜寧の心の支えとなります。

そして運命の出会いは続きます。
「少女のマーチ」の中で主人公の少女は「あい」という人物に出会い、初めて自分を暴かれ、そして本当の自分として生きることを選択します。
そして茜寧が雑踏の中で見つけたのはまるで少女のマーチから飛び出してきたかのような人物「宇川逢」でした。
茜寧は物語の少女のようになることを夢見て逢に近づいていきます。

気を使わなくていい、素の自分でいてもいい。良かれと思ってかけられる言葉ですが茜寧にとっては耐え難いことです。
腹を割って話すといいますが、本作品のタイトル「腹を割ったら血が出るだけさ」には茜寧の感じる痛みが表現されているように思います。

この物語には茜寧と対象的に描かれる裏の主人公(門井は勝手にそう読んでいますが作者にそういう意図があるかは不明)がいます。
インパチェンスというアイドルグループに所属する後藤樹里亜という人物です。
彼女はアイドルとしての「ストーリー」を大切にしています。
事実はどうあれ、アイドルとして見せた演出とその効果の流れを指してそれを彼女は「ストーリー」と呼んでいます。

物語を軸に生活をする茜寧とストーリーを生み出す事で生きている樹里亜。
自分を作り出し他人に見せているという点では一致しなからも、茜寧はそんな自分を嫌い、樹里亜はそんな自分を誇りに思っています。
「少女のマーチ」が映画化し、主題歌を作詞することになる樹里亜ですが、2人の作品に対する感じ方にも差異があります。
彼女らは物語中に度々接触しますが2人がどう交わっていくのかも注目しています!

また、この作品のキーパーソンである宇川逢は男性ですが、普段は好き好んで女性のような姿をしています。
少女のマーチにでてくる「あい」とも一致する特徴ですが、彼の恋愛観に関しては門井が読んだところまででは明言されていません。
しかしながら、ずっと本心を隠していた少女の本心を見つけるのであるとすれば、茜寧が性的マイノリティである可能性もあるのではないかと門井は考えています(茜寧に関してはそんな描写は一切ありません)。

たくさん上げましたが、門井的に一番気になっている憶測が「少女のマーチ」の作者です。
「小楠なのか」という人物なのですが、門井は名前を見たときに何か既視感を覚えました。
私が住野よる氏の作品が好きで多く読んでいるから気付いたのですが、「また、同じ夢を見ていた」という作品の主人公の名前が「小柳奈ノ花」なのです。
非常に名前が似ているうえに作品の最後で「なのか」という少女は成長し、作家になるのです。
更には小柳奈ノ花が少女の頃よく歌っていた歌が「365日のマーチ」という。

これは単なる偶然なのでしょうか。それとも住野よる氏によって意図されたものなのでしょうか。
私は「小楠なのか」と「小柳奈ノ花」は同一人物なのではないかと踏んでいます。
物語を超えた共演があったのだとしたら激アツですね!めちゃくちゃ気になっているのですが、読み終えるまでは考察サイトみたいなものを見ないように気をつけます!

さあ、それでは物語の後半戦へと行こうと思います。
物語が一体どこへ行きつくのか、これは何を伝える物語なのか。
答え合わせは次回のブログで!

気になった方は是非読んでみてくださいね!

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